2017年2月21日火曜日

検証部

※「艦隊これくしょん」というゲームの、とあるユーザーグループのしでかした騒動についての記事です。ご存知ない方は読み飛ばしてください。


予め申し上げますが、検証部を擁護する気は皆無です。彼らは本当にクソッタレ集団だと思います。しかしそれほどまでに狂うに至る経緯には、斟酌するものがあると考えます。

結論から言うと、恐らく多くの人の認識は

検証部  vs  びいかめ

という構図で見てると思います。しかし検証部側からみると

検証部  vs  びいかめ+よー

と考えている(いた)はず。その齟齬により問題が大きくこじれた主因になっているように感じます。

A 検証部
B びいかめ(+支援者)
C よー

という3群があるところを、

検証部面々は「A vs B+C」
多くの人は 「A vs B と、訳知りの半当事者 C」

まとめるとこういう構図です。

要は検証部面々は「よーとびいかめが無茶苦茶にしていった」と認識していたという推測です。彼らとしてはそれに対する自衛をしていたのだという主張をするはず。棚村弁護士のいう「相手が相当悪い」ってのはそれを指しているのでは?(ただし、私は法律の知識はないため、法的問題と、弁護士としての倫理等については言及しません。)

実際にびいかめ氏とよー氏が結託していたかどうかは置いておいて、南条情報リークを受けたよー氏が確かにかなり掻き回したのは事実だと思います。検証部が落とし所を見失った切っ掛けはココが始点と見えます

それ以前にびいかめ氏がサインさせられそうになった、100万の念書というのも、南条情報の守秘というのが最初の動機です。その念書の正当性と内容は既に狂気であるものの、動機自体は理解できます。内部情報の無秩序なリークを防ぎたいというのは真っ当な思考です。ただし何度も言いますが、その手段は狂ってると思います。

そしてよー氏は、びいかめ氏が自分へ南条情報リークをしたという事により検証部から念書の強要をされそうになった事への対抗手段として、びいかめ氏を擁護するために、南条情報等を小出しに表沙汰にし始めます。これを「よーとびいかめが結託している」と見なした事自体は、致し方ない面があると思います。その検証部の内心と経緯には斟酌する余地があると思います。実際のところ、びいかめ氏とよー氏がどの程度一緒に行動していたのかは私には、その辺りの事情を知らないので言及しません。あくまで、検証部からはそう見えたであろう、という解釈をしています。

※結果的にそれら南条情報は虚偽だったと(南条氏本人の発言により)されてはいますが、それはこの時点では関係ないです。当事者の皆がそれぞれその情報を信じているので、この時点ではその情報に機密的価値があるためです。

「A 検証部の過失」については
今更言うまでもなく、問題だらけの集団。

「B びいかめ氏の過失」については
よー氏へリークした事

「C よー氏の過失」については
自己とびいかめ氏擁護のためとはいえトラブルを助長した事

※びいかめ氏に関しては、検証部と事前に守秘義務に関してどのような会話がなされていたか分からないので、どこまで過失かどうか不明ではあります。またのいじ自身が、びいかめ氏同様にリークしていたという話もありますが、今回は触れません。

検証部面々の何が言いたいのかよくわからなかった自己弁護は、彼らがB+Cの構図で見ていたと解釈すれば、その意味が見えてくるはず。南条情報は虚偽(だったと思われる)だし、検証部のしたことは何もかもがクソッタレな事ばかりです。しかし、その動機と経緯には、斟酌できる余地がないわけでは無いと思います。(何度もいいますが、それとは別に彼ら検証部は独善的で客観性を持たない狂った集団であったことには全く同意します。)

つまり、ABC三者三様の過失スパイラルにより、結果としてこの事態に至ったのだと見えます。もちろんその過失割合と事後対応において、各方に雲泥の差があります。その点においても、検証部は正にクソッタレ集団だと思います。よー氏は、火に油を注ぎそのまま何ら責任を取っていない為に次点で過失割合があると思います。びいかめ氏にも過失がありますが、その後のあらゆる面で誠実な事後対応されているので相対的にその責任はほとんど無くなった思います。(部外者の自分が言うのはおこがましいですが、個人的感想として述べます)

特別に強調しておきたいのですが、びいかめ氏とその支援者を批判する目的で書いてはいません。あの一連の騒動において、検証部という問題だらけの集団と対抗するという点において非常に重要な事だったと理解しています。また、「よー氏を糾弾すべきだ」という意見でもありません。ただ問題を俯瞰する際に、彼の要素を加えて観察するべきだ、という意見です。一応言及しますが、検証部をこれ以上吊るし上げる意図もありません。ただし、彼ら自身が自ら弁明と謝罪を行える下地になるといいなとは思います。

そして、私自身も含むその他部外者がこの事象から感じるべきは、検証部面々の振る舞いに義憤を募らせる事では無いと断言します。

あえて彼ら個々人のパーソナリティには触れませんが、元々の彼らが特別に理性も良心も常識も道徳にも欠けた、人品骨柄の劣る人間だったとは思いません。

(※ただし暴行やら恐喝やらで逮捕されるような奴を除いて)

恐らく、どこにでもいる普通の人間だったはずが、ボタンの掛け違い、誤解の積み重ね、他者の過失、己の過失の認知的バイアス、あるいは認知的不協和…等々、更にはその誤謬を増長させるリーダー、補完する監修者の存在、といったものを積み重ね、本来の人間性から逸脱し、暴走してしまったものと見えます。極端な例を上げれば、ナチスや、オウム真理教、あるいは角田美代子の一連の事件等々、過去にもそういった事例は枚挙に暇がありません。

どの事例でも、どこにでもいる普通の人達が、所属する組織が徐々に暴走するにつれ、組織への帰依と責任と同調から理性を摩耗させていき、最終的にとんでもない大犯罪集団へと帰結してしまったものです。

この一連の騒動からは、そういった人間の魂にある一寸先の闇を自覚しそれを恐怖すべきだと、強く思います。

3 件のコメント:

  1. ≫南条情報リークを受けたよー氏が確かにかなり掻き回したのは事実だと思います

    これに関しては結果としては同意しますが、いくつか思い違いをされているのでは?と訝しんだポイントがありますので、コメントが批判に見えお気を悪くされるかもしれませんがその点ご容赦くださいませ。

    出典を教えて頂きたい点や見解が異なる部分を上げさせていただきます。


    ≫内部情報の無秩序なリークを防ぎたいというのは真っ当な思考です。

    「(あるいは角川も含む)艦これ運営の(南条氏が相手方に対して守秘義務を負っているであろう)内部情報のリーク」である『南条情報』が果たして「検証部に帰属する内部情報」と言えるのでしょうか?

    同じ「秘匿すべき情報」である『個人情報』に置き換えて考えてみましょう。

    合法非合法問わず、業務上知り得た貴方の個人情報を守秘義務違反したA子さんが女子会にてC子D子E子さんに漏らし、更にそこから不特定多数の第三者(仮にG~Y子)に伝播しました。
    A子さんは「内緒にしてね」と言ったので、貴方にバレた場合の責任をG~Y子さんに漏らした女子会メンバーに『ありとあらゆる手を使って』とってもらいます。
    また、C子D子さんは「女子会の内部情報を漏らしたE子さん」に対して損害賠償を請求しました。

    果たしてこれが「真っ当な思考」でしょうか。
    本気でそう言えちゃいますか?

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  2. ≫それ以前に書かれた、100万の念書

    これは実在しますか?
    最初から「秘密である(守秘義務と責任を負う)という双方の合意がなされている」あるいは「具体的に合意した文面が存在する」と錯誤されてはおられませんか。

    (署名者に本当の目論見を隠した)返金署名活動の最中、協力者の方には最低限話す手筈であったのに、後から検証部外の「よー氏」に南条情報が流出している事が検証部中枢で問題視され「よー氏に誓約書を書かせて口止めしよう」「それは無理そうだからよー氏の行動による責任はびいかめ氏にとらせよう。誓約書書け」
    以上が、ファクトでは。
    これは検証部側が出した資料から判明する事ですから余程でないと覆りもしません。


    ≫これを「よーとびいかめが結託している」と見なした事自体は、致し方ない面があると思います。

    こちらは完全に貴方の把握漏れですね。
    結託疑惑については、検証部中枢連中の頭の中ではもっと前の段階でとっくに固まっている筈ですよ。

    結託どころか、最初こそ『罰金として金額を固定して賠償』という内容を言い出しましたが最終的に『第三者の行動によって発生する被害への無限責任をとれ』と当然視した上でびいかめ氏へ要求してましたよね。
    上記は結託なんて生易しいものですらない曲がりなりにも社会人が考えたとは思えないほどの保証人制度も真っ青なトンデモ理屈であり悍ましい思考ですよ。

    「擁護したから結託してると見做した」は時系列が全く逆で、その解釈で言えば『結託していると見做されて一緒に検証部の害意に晒された相方を擁護した』のが正解でしょう。
    そもそも『検証部の中でよー氏と連絡を取る役割がびいかめ氏に押し付けられていました』し、びいかめ氏以外の検証部中枢の誰もが『直接よー氏とコンタクトを取って責任を追及しようとも説得しようともせず直接のやりとり自体を頑なに拒否』していました。

    このことから実際は二回目の通話が始まる前段階で、よー氏とびいかめ氏が結託している妄想は検証部中枢で既に固まっており「びいかめ氏に責任をとらせ金銭的な賠償をさせる事は決定していた」と考えられます。

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  3. ≫その検証部の内心と経緯には斟酌する余地があると思います。実際のところは私にはその辺りの事情を知らないので言及しません。あくまで、検証部からはそう見えたであろう、という解釈をしています。

    「あくまで視点の考察と解釈であって確定させる新情報を提示できる訳でも断定でもない」という意味合いなら特に問題も感じないのですが、一方「検証部の内心と経緯には斟酌する余地がある」という内心まで踏み込んで勘案した上で判断と言及をされているにも関わらず『その辺りの事情を知らない』という文言が入るのは不可解です。

    別に把握漏れがあったからといって命を取られる訳でも無し(そりゃ叩かれる事もあるでしょうけども)

    「事情はよく知らないけど解釈してみた」は誰でも『単なる妄想だろそれ』ってなりますからね。

    自分で「私はヨクシラナイトです」と主張しているようなものなのでそうでないなら余計な誤解を与えてますよ。

    穿った見方をしますと「後から突っ込まれた時の為の予防線を予め張っておいた」ように見えてしまい、批判を受けてでも(反撃などのレスポンス含め)自信を持って外部に主張したい事ではないのかな?という印象を与えます。


    ≫恐らく多くの人の認識は
    検証部  vs  びいかめ
    という構図で見てると思います。しかし検証部側からみると
    検証部  vs  びいかめ+よー
    と考えている(いた)はず。その齟齬により問題が大きくこじれた主因になっているように感じます。


    恐らく時系列上の情報錯誤か、そもそもの事実誤認をしているのでは?

    多くの人の認識が『検証部vsびいかめ氏』なのは、事実『検証部がびいかめ氏に対してしか 脅迫 強要 氏名特定/住所の搾取/損害賠償請求 をしていないから』であり
    外部からすれば『現に検証部がよー氏と争う姿勢を見せず、でもその行動責任から来る賠償はびいかめ氏に請求している』からでしょうね。
    脅迫されたのも強要されたのも氏名特定/住所の搾取/損害賠償請求されて自身の法的安定性が現在進行形で脅かされているのもびいかめ氏のみですからね。
    正しく現状を認識したら、そりゃそういう認識になるでしょうし、そこの結論部分は間違ってないと思いますよ。

    対して検証部視点ですが、脅迫事件のあった一両日中にかなり変移しています。
    最初(びいかめ氏とのいじ氏がサシで通話してる時)は『検証部(びいかめ氏含む)vsよー氏』だったものが
    検証部中枢談義を挟んだ二回目の通話が始まるや否や、のいじ氏の態度が一変して『検証部vsびいかめ+よー』となり最終的に南条氏ぐるみでも『検証部vsびいかめ(よー)』となりました。
    この最終的な『検証部vsびいかめ(よー)』は損害賠償請求時の文言により明白であり、少なくともこの時点までは認識が引き継がれて行動が為されています。

    あえて表記を元発言に準じたものにさせて頂きましたが、事実として一枚岩ではなかった「検証部」を団体の枠組みで語ることも「vs」という対立の表記も細かい部分で誤解を招きかねないものであることを付記しておきます。

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