2017年7月25日火曜日

岩盤に穴を開けてもいいの?

加計も森友も、下らなくて興味が全くわかないんだけども(※かといって、与党のしてることが正しいとは全く思えない、という事だけは追記しておきます)、一番許せないのは「岩盤規制」と十把一絡げにあらゆる「規制」を、何かの悪性の持病かのように語る風潮は、本当にうんざりする。

そもそも「岩盤」って、その土地の地盤そのものなんですけども。その規制が岩盤ならば、この国家のまさに土台をささえる硬質な地盤であって、それにドリルで穴開けるだとか、ぶち破るだとか言ってる人は何考えてんだ。この国家の基盤をぶっ壊すって言ってるんだけど?社民党だとかその辺のクソ政党と言ってること変わらんよ。

もちろん不要になったり時代に合わなくなったりしている法規制というのは、沢山あるとおもう。それらを日々更新し改良しつづける態度というのは、とても正しい「保守」的思想だと本当に思う。しかし、近年に起きた「規制緩和」を遠因とする事故やら事件やら災害等、数え切れない程に起きているのに、一体どうして未だにこうも「規制緩和論」が幅を利かせ続けているのか、本当に理解できない。

それらを改良するのではなく、ドリルで穴開けるだのぶち破るだのぶっ壊すという種類の人間とは、「それでもいいと思つてゐる人たちと、私は口をきく気にもなれなくなつてゐるのである。」(三島由紀夫)

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